父がの胃がんで入院した時に感じたこと

元々胃が弱かった父は1年に1度胃カメラの定期検査を受けていました。定期検査で初期の胃がんと診断されて都立病院を紹介してもらい受診しました。運が良かったのか初期だったので、開腹手術ではなく負担が少ないESD内視鏡手術で癌を切除することになりました。
父は初めての大病と入院で不安もあったようですが明るく振る舞っていたのが救いでした。手術と言っても内視鏡の延長なので入院期間は1週間くらいでした。ただ医師の見立て以上に癌が浸透していた場合は追加で開腹手術が行われると言われていたので、その事が私にとって大きな不安でした。
ESD内視鏡手術は2時間もかからなかったと思います。全身麻酔ではなくて鎮静剤を使用して行われました。無事に手術が終わり一安心できましたが、追加手術になるのではないかという不安はありました。予定通り1週間くらいで退院して翌週に切除した癌の病理検査を聞きに行きました。結果は癌を完全に切除できて治療は終了になりました。この時初めて心から安心することができました。
私も体が弱くて入院経験が何度もありますが、辛いのは本人だけでなく家族もそれ以上に不安だということが分かりました。そして家族が大きな支えになることも改めて実感し家族の絆が増したように思います。