10万人に1人という病気ということで、世間の認知度が低く、病気に対して偏見が多いことが悩みでした。
私の病気は1型糖尿病という病気です。インスリン注射を食事毎に打たなければいけません。これは自分の膵臓から本来出るはずのインスリンが出なくなり、それを補うためにインスリン注射を打つのですが、注射を打たなければいけないほど深刻な状態だと思われたり、糖尿病というだけで2型糖尿病(生活習慣病)と間違われることがとても嫌でした。
理解して頂けない人がたくさんいるとわかり、カミングアウトする人を考えて言うようになりました。
家族にも未だ理解できていない人ばかりなので、低血糖を起こして辛くてもわかってくれる人にだけ言うようになりました。
どうしても言わなければいけない状況の時は、病名を言わずに「IDDMと言って膵臓からインスリンが出ない病気」と説明するようになりました。1型糖尿病という名前を伏せることで、気持ちが少し楽になりました。
1型糖尿病患者にはストレスは禁物です。ただでさえ誤解を受けやすい病名ですし、認知度が低いので辛い時に手を差し伸べてくれる人も少ないのが現状かもしれません。ただ、仕事に関しては病気であると伝えておいた方が、低血糖時の捕食をする時にわかってもらえるので、職場では上司にだけでも伝えておいた方がいいと思います。
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